マーブル模様のキャンディーブルー塗装に、SHUREのロゴをシルバーでデカール入れした仕様となります。
本体は本物のマイクでは無く、色見本用として樹脂で作成した物となります。
マーブル模様とキャンディーカラー塗装の作業工程を紹介させて頂きます。
まずは通常の黒で仕上げ、一旦熱を入れて完全硬化させ、足付け処理(ペーパー掛け)を行います。
その上にシルバーメタリックを塗装し、ラップを当てて剥がします。
すると、こういったマーブル柄の模様になります。
ただし段差がついてしまう為、このままでは綺麗に仕上がりません。
先ほどの上に透過性の青(キャンディーブルー)を塗り、再びクリアーを塗ります。
グリルボールも本体の色に合わせ、ただしこちらはマーブル模様にはせずこのままの仕上がりとします。
マイク本体は再び熱を入れて完全硬化させ、その間にSHUREのロゴデカールの準備を行います。
デカールは専用紙にドライプリンターを使って白とシルバーのロゴを印刷した物です。
マイク本体の塗膜が完全硬化したら再び足付け処理を行い、ベースクリアーを塗ってデカールを貼り付けます。
所定の位置に貼り付けたら強制乾燥または一日自然乾燥させます。
その後クリアーを塗って本塗り完了です。
下地処理の段階で素地を平滑に研ぎ出している為、最後に塗ったクリアーは磨き処理をせずとも美しい艶のある仕上がりとなります。
マーブル柄の塗装は3回分(マイク三個分)の手間が掛かる為、その分どうしてもコストも上がってしまいます。
ただそれだけにオリジナル度の高いマイクになりますので、他では見られないようなマイクをご所望の場合にはこちらをご検討頂ければと思います。
(ただしワイヤレスマイクや一部のマイクでは対応が出来ません。)