SHUREワイヤレスマイク
トランプ柄塗装


SHUREのワイヤレスマイクBLX24/BETA58です。

 

今回はこちらを「トランプ柄」での塗装で御依頼を頂きました。

 

オーナー様から頂いたトランプ柄の画像データを基に、イメージイラストを作製します。

 

出来あがった柄のデータをプリントアウトし、実際にマイクに合わせて位置等の確認をします。

 

柄などが全て決まったらマスキングをし、足付け処理等の塗装準備を行います。

 

まずは白を塗り、

 

柄の「フチ」部分をマスキングします。

 

ハートとダイヤ部に赤を塗り、

 

マスキングをして、

 

次に黒を塗ります。

 

各部のマスキングを全て剥が、それぞれを別けて台に固定します。

 

最後にクリアーを塗ります。

塗り分けをした塗膜には段差が残る為、この後熱を入れて塗膜を完全硬化後、全体を研磨して再びクリアーを塗っています。

 

リング部分は艶ありの黒で塗装しています。

同じくグリルボールも艶ありの黒となります。

塗膜は60℃40分程の熱を掛けて完全硬化させ、さらに数日寝かしたら完成となります。

 

内部には塗料が付かないようマスキングをして作業しています。

 

完成です。

一度柄の塗装を終えた後に、一旦熱を掛けて塗膜を硬化後、さらに全体を研いでもう一度クリアーを塗っています。

 

塗り分けは極力塗膜の厚みを着けないようスプレーの向きや口径の小さいガンを使用し、色の塗り分け部分を美しく仕上げています。

 

近くで見ても輪郭がガタガタとしたような跡は見受けられません。

手作業で行ったとは思えないような仕上りに出来ていると思います。

 

シールや印刷に比べるとかなりコストは高くなってしまいますが、塗装でしか表現の出来ない高級感のある仕上りに出来たと思います。