ゼンハイザーE965マイクに、オーナー様ご指定のミントグリーンで塗装を施しました。
最初はこの様な状態だった物に、
下地処理として塗料が密着するよう研磨・足付け処理を行っています。
グリルにプリントしてあった文字を削り落とした際、一部素地の金属が露出したので、
こちらには金属用のプライマーを塗っておきます。尚、金属素地に直接上塗りを行っても塗料は密着しません。また密着剤(スプレー糊のような物)は経年によってその効果が弱まりペリペリと剥がれてしまう為、当店では安易にそちらを使う事はありません。
色は当ウェブサイト内にあるウェブ色見本のS572ページ「A-1」の色とご指定頂きましたので、そちらを参考にして塗料を作成します(非調色作業)。
厳密は調色作業は別途「調色費」が必要となりますが、5分程度の簡易的な色の作成の場合は無料で対応しています。
ベースコート塗装後、トップコートとしてクリアーを塗ります。
クリアーは高品位なタイプのクリスタルクリアーの仕様となります。高美観、耐擦り傷性、耐UV性、耐薬品性などに優れたクリアーです(有料オプション)。
この後60℃40分程の熱を掛けて塗膜を硬化させます。
さらに数日寝かしたら完成です。
各画像はサイズの縮小以外は未加工となります。
こちらと似た色でブガッティのティファニーグリーンがありますが、今回はそれよりも青味がある色となります。
塗膜の強度(耐久性)については、当店で提供する塗装は「自動車ボディの塗膜」と同様と考えて頂ければと思います。
塗装にする材料や設備、技術は元々自動車ボディを修理塗装する為の物をそのまま採用しています。